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2013 2月 のカテゴリー

 “colorbucket”で販売もしているこの糸.

よく質問されます…. 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この糸は何が違うの?と….

大まかに言えばロウ引きされているか、いないかです.

ロウ引きされている糸は、リュネビル刺繍(※1)をするのに最適な糸だと思い

レンミッコのレッスンでは7年前(※2)からずっと使い続けております.

【※1-裏からビーズやスパンコールなどを付ける際に限る】

※2-余談ですが、おかげさまでレッスンを開始してから7年目になります】 

 

では、なぜロウ引きが最適かというと、

それは、糸の“撚り戻り”で生じる“糸割れ(※3)”が原因による引っかかりを防ぐためと、

ビーズやスパンコールの“締め付け(※4)”を目的としております.

※3-糸の撚り(より)が逆方向に回りその撚りが無くなることで、糸が2本、あるいは3本に分かれてしまうこと】

※4-ロウ引きされている糸には張りがあるのが特徴で、チェーンステッチでビーズなどを付ける際に糸が

その形を記憶し素材を締め付けてくれます=木枠から布を外してもビーズなどの素材が遊ばないという事です.

革靴やバッグを縫うときに使われたり、靴紐にも使われています.】

 

素材を上手に使い分けることも、刺繍するうえでは大切なことかもしれません.

リュネビル刺繍でビーズを付けるときはその用途を考え、

レンミッコではこの糸をオススメし、使っていただいてます.

 

(☟下図は金糸バージョン.こちらはロウ引きされていません)

 

 

 

ではマントゥーズ法による刺繍やラインストーンなどの素材を縫い付ける時は何を使うかというと、

それはDMC(※5)の糸です.

【※5-この糸にはロウ引き加工がされていないので、柔らかい表情のある刺繍ができます】

 

 

 

 

この糸は過去にもchitchatで紹介したことがある糸ですが、

素材そのものの糸の素晴らしさを見せる刺繍もよし、

副資材を縫い止めるための糸として使うもよし、

一石二鳥的な用途のある糸です.

 

素材を使い分け、それを伝えるのもレンミッコの仕事と思っています.

レンミッコのレッスンではこれら、素材の“うんちく”もお教えしておりますので、

疑問に感じたら何なりとご質問下さいね.

 

もちろん“colorbucket”でもお教えいたしますので、

その際は、スタッフまでお気軽にお尋ね下さい.

 

 

 

ちなみに一番上の画像の糸は…

フランスの一流ブランド、エルメスの製品を縫うために製造された糸です.

※今は使われているかは…

それから…

中国人と思われるマークがありますが、

これは製造開始された当時、オリエンタル文化が流行していたからだそうです.

デザインに、オリエンタル要素をプラスすると、売れたんだとか.

むかし、中国で作られたとか、中国の方がオーナーだったとか

そういった意味ではなく、ただのデザインだそうです….

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日光浴しているスパンコールたち 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものようにショップ前のスペースに雀の学校・・・

チュンチュンと賑やかです.

本日から、colorbucketの扉を開けると「Dry Cleaning Spangle」

が目に入るようにディスプレイされています.
(洗濯を意識したディスプレイらしいですよ)

 

ドライクリーニング可能のスパンコール.
刺繍にはモッテコイの素材です!

ぜひ、干されているスパンコールたち、見に来てください.

 

その横では、スタッフが今日もリュネビル刺繍の作品を製作中.

 

 

 

 

今週は土日もcolorbucket open します!

 

 

 

 

 

 

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クリーニング対応のスパンコールcolorbucketで取り扱います

 

 

 

 

 

 

 

 

刺繍には欠かせない素材 スパンコール.

しかしスパンコールって素材によってはドライクリーニングができないものがほとんど.

atelierで使っているスパンコールは基本ドライクリーニングがOKなものを使用しています.
実はそのスパンコールをカラーバケットでも取り扱うようにしました.

よくある質問で、クリーニングの事を聞かれます.
正直言えば可能であろうと思うのですが、そこは品質保証上なかなか言えないこと.

今までの返答は“不可“と….

しかしこれからは….

是か非かハッキリお伝えできます.

 


これからは洗濯の事を気にすることなくお使いできる素材を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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その中身はアトリエで使用している素材でいっぱいです…

 

 

 

 

 

 

刺繍するうえで、

とりあえず使いやすくすることが目的.

探しやすく…

出しやすく…

しまいやすく…

刺繍の素材は同じよな色味や、形があってつい違った場所にしまいがち.

いろいろな仕事が舞い込んでくるアトリエ.

スタッフ同士で同じ素材を使ったり、探したりして在庫管理が大変です.

 

今度からは、

在庫管理をシステム化し336個の紙の箱を徹底的に管理しようかと….

 

 

 

箱には2.5kg分のビーズがぎっしり.

その為、この棚は手作りなので、

素材の重さで崩れないだろうか少し心配です.

 

 

 

  

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先日知った「へぇ~!!」をご紹介します

 

 

 

 

 

 

 

知っている方もいらっしゃるかもしれません.

あぶらとり紙のことを「ふるや紙」と呼ぶことを知っていますか?

 

この「ふるや紙」とは、金箔をうち広げる工程の際に、

地金を挟む込む時に使う雁皮紙(ガンピシ)なのですが、

上質の本金箔を製造するために何万回も打ち続け使い古した紙のことをいいます.

 

この「ふるや紙」が、優れた吸脂性を持つということで、

女性のお化粧直しに使われるようになりました.

 

とくに、京都祇園の花街、

舞妓さんに好んで使われることが広く知られるようになってからは、

「あぶらとり紙」として全国的にとても有名になってきました.

 

 

 

世界に誇る日本の金銀糸 

 

 

 

 

 

 

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