単純な作業
単純に揃えた ビーズと糸の刺繍。 単純でもそこは少し難しいんです。 何が難しいかというと 糸、ビーズを縦、横と揃えるからです。 しかも印なしで! チャコペーパーで 交点などに印を付ければ簡単…。 しかし、 印が少しでも残ってしまったら…。 では、 どのようにして刺繍をするか…。 布目を追えば簡単です。 今回の刺し始めは右上角。 次に素材の順番は レンミッコのレッスンでもお教えしているように 低いものから高いもの… この定義を活用すると、 まずは糸の刺繍、 次にはビーズを付けます。 糸で刺繍している時点で 竹ビーズのスペースを考慮して 縫い進めます。 もちろんこの時点で 縦、横と揃えます。 糸刺繍の縫順は… 横方向です。 細かなこと言うと 糸は“S字”になるように刺します。 お次は空いた糸のスペースに 竹ビーズを“返し縫い”で 刺繍していきます。 並縫いでもいいですが 返し縫いは レンミッコでは絶対するテクニック。 最後に… 仮にこの刺繍がベルトとして 用いられるとしたら 内輪、外輪の“差”を 考慮しなければなりません。 せっかく作った刺繍も これを考慮しないと おそらく綺麗に腰に巻けません。 刺繍以外に 他の事も考えるのも アトリエでは必要です。 経験は財産ですね。
『 WORK SHOP 』2021年09月08日更新
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