丁寧に

こちらも刺繍のサンプル…

金色と透明色のビーズを何種類か使って

リボンのような動きをリュネビル刺繍で仕上げました．

すこしでも隣の列と距離がブレると

すぐにわかる．

シンプルな刺繍だからこそ

ごまかしが効かないのです．

それがオートクチュール刺繍かなと思います…

 
上等なシルクの上に刺繍する楽しさ

それをしっかり味わいながら

一針一針丁寧に仕上げていきます． 

 

 

 

次はどんな刺繍が待ってるのかな

 

竹ビーズが並ぶ

こちらもサンプル

竹ビーズを規則正く並べて刺繍

すると、ヘリンボーン柄が

品良く浮き上がってきます．

 

ヘリーンボーンとは、模様の一種．

開きにした魚の骨に似ているからこの名前が付いています．

herring bone (いわしの骨）

日本においては、杉の葉に見立てて

綾杉・杉綾

矢筈模様という呼び名もあるようです．

 

そんな、慣れ親しんだ模様を

ビーズで表現すると

また、新しい印象ですね．

 

サイズをしっかり把握して

ラインを丁寧に引けば

簡単に素敵な模様の刺繍ができます．

 

 

 

 

サンプルがたくさん生まれた夏の終わりです．

 

キラッと金色

白のシルクの上に

クリアなビーズやスパンコールが光ります．

糸を金色するだけで、ほんのりと輝きが出てきます．

主張させたい時、控えて存在させたい時

いろいろな表現していきます．

グラデーションの美しさ

難しいけれど、

やはり綺麗なグラデーション …

 

 

 

雨が続く夏の終わり、たまに覗く太陽にワクワクしますね

 

主張する事だけが刺繍ではない

たまには存在を消してもいいのかな…

金色

銀色

暖色

寒色
 

いろいろあるけれど、透明って…

画像では分かりにくいけれど、

結構手間がかかってます．

今回の作品テーマは…

手間を掛かる=存在を主張する

ではなく

手間を掛ける=存在を消す！！

にしてみました.

 
遠くからでは決して見えない、分からない、気づかない…

手間を掛けてるけれど、そんな刺繍です.

 

見えなくてもいいと思います． 

主張しなくても分かる人には分かります．

シンプルな刺繍で凛とした気持ちで身につけられます．

 



 

 

 

見えた時の感動、分かった時の感動、気付いた時の感動…

なんとも言えない嬉しい気持ちです．

 

金色の糸がピンッと

先日から手がけている刺繍

追加分も刺繍し終えました．

和柄に施される刺繍は

今まで使ったことのない素材にトライ！

どんな表情が出るのか…

どういう特徴があるのか…

どう刺繍していったら綺麗か…

勉強になることがたくさんあります．

オートクチュール刺繍とは

リュネビル刺繍のことではないのです．

そんなことを考えながら刺繍していきます．

あとは、出番を待つだけとなった作品．

出来上がりが楽しみです！