スパンコールの布地を使って
ジャケットの中に着用するシャツの柄に合わせた模様。
3着分、それぞれデザインを起こしました。
その柄に合わせて刺繍デザイン。
3着とも違う模様ですが、
メインで使う素材を共通にすることで
3着をシリーズに見せてしまいます。
今回共通で使った素材は
小さなスパンコールが
前面に縫い込まれている布地と革。
スパンコールがキラキラ、
チラチラといろんな方向に光ので
他の素材が邪魔しないように
調和するように
いろいろと気を使いながら配置します。
普段あまり使わない色味だったりすると
調達しに走ることも。
いろんなお店が頭の中にしっかり記憶されているので
大抵は見つかります。
もちろん見つからない時もあるけれど
そんな時は、知恵と経験でカバーです。
オーガンジーの上で、刺繍を施し作り上げます。
リュネビル刺繍もマントゥーズ刺繍も使って
仕上げてきます。
そのパーツを、着用する人に合わせて作ったジャケットに
刺繍パーツを作ります。
体型、身長違う人たちが並ぶ場合
刺繍を乗せる位置にも気を使って
スタイリストさんとしっかり相談して
縫い付けていきます。
どんな場面で使われるかによって
縫い留めていくステッチの細かさも変わりますよ。
いつも言いますが
レンミッコが手がける刺繍は
毎回毎回新しいことだらけ。
どうしても、素材も技術も変わります。
その上、時間も気にしなくてはいけません。
アトリエの仕事はなかなか大変。
常に頭の中フル回転。
同時にいくつもの案件抱えてると
混乱してきたり。
でも、出来上がりをいろんなシーンで目にすると
嬉しくなって、また頑張ろうと思えます。
この年始に合わせて作った刺繍のご紹介でした。
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