今回で2回目…
次は針工場について。
刺繍をしていると
針はあまりにも身近で
当たり前の存在です。
細い、太い、長い、短い。
用途によって使い分けはしていても
「その針がどのように生まれているのか」を
意識する機会ってあまりないですよね?
工場見学をさせていただいての率直な感想は、
想像以上に多くの工程を経て、
一本の針が完成している!!ということでした。
素材となる鋼の状態から始まり
成形、研磨、穴あけ、焼き入れ。
どの工程も省くことができず
少しの差が使い心地に直結していきます。
完成した針からは想像しにくいほどの、
丁寧な積み重ねがありました。
普段、私たちは
「この針は使いやすい」
「穴小さいなぁ〜」
と、感覚的に判断しています。
でも工場を見学したことで
その感覚の裏側に
明確な理由があることに気づかされました。
使いやすさは偶然ではなく
意図と技術の結果なのだと。
また、工場で働く方々が「使う人」のことを
とても具体的に想像していることにも
感謝です!
どんな布に使うのか
どんな力加減で刺すのか
どんな場面で使われるのか。
使い手の動きを思い描きながら
道具を作っている姿勢が
針に宿っているように感じました。
こうした背景を知ったあとに針を手に取ると
自然と扱い方が変わってきます。
道具を「消耗するもの」としてではなく
「信頼できる相棒」として見るようになるのです。
工場見学を通して強く感じたのは
良い道具は使い手の技術を支えるだけでなく、
育ててくれる存在だということ。
便利さやスピードが求められる時代だからこ
時間をかけて作られた道具に触れ
その現場を見ることの価値は
ますます大きくなっているように思います。
当たり前のように使っている一本の針が
当たり前ではない工程の積み重ねの上にあること。
その事実を知ること自体が
ものづくりを続ける私たちにとって
大切な学びなのだと感じた工場見学でした。
レンミッコはチューリップの針を愛用しております…
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