ルサージュ100周年記念展覧会へ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは1999年、渋谷で開かれた展覧会で
ルサージュの刺繍に出会いました。

刺繍の概念が覆されるような衝撃を受けたのを、
今でもよく覚えています。

その展覧会ではルサージュをはじめ、
世界の名だたるアトリエの手仕事が紹介されていました。
どの作品も本当に美しくて、
目が離せないほど。
あの時の出会いが、
私たちの人生を大きく動かしてくれました。

そして今、その25年前を思い出させてくれるような展覧会が、
六本木で開かれています。
ルサージュの創立100周年を記念した展示で、
同じくシャネル傘下の「19M（ディズヌフ・エム）」に
所属するアトリエたちの仕事も並んでいました。
それぞれのアトリエが持つ美意識や手の感覚が響き合い、
会場全体が静かな熱を帯びているような、
そんな空気でした。

やっぱり、
ルサージュの作品には心をつかまれます。
素材の選び方、使い方、技術の引き出し方……
どれもが絶妙で、見ているだけで勉強になります。
もちろんリスペクトしかないのですが、
ほんの少しジェラシーも。
それほどまでに完成されていて、
美しいのです。

25年前に感じたあの衝撃と感動を、
また新たなかたちで味わうことができました。
時が経っても、
刺繍という手仕事がこうして進化し続けていることに、
心からの敬意と、
そして新しいやる気をもらいました。。

 

 

楽しませてくれた帽子のアトリエでした。

 

 

 

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