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パリで作り始めて・・・まだ完成しないミモザの刺繍

 

 

 

 

 

 

一番上の画像は去年も紹介したと思いますが、

アトリエへ着く手前にある、立派なミモザの木です.

今年もこんな綺麗にミモザが咲きました…!

※来週末くらいまでは見頃なのでショップに来られる方はぜひ見て下さいね

. 

この鮮やかな黄色を見ると、

春が近づいたんだと実感します.

 

下の画像…

この作品は、本で一目ぼれした Christian Dior の刺繍を

写真見ながらチクチク真似てみようとしたもの・・・.

 

この時期になると、思い出す刺繍・・・.

毎年毎年、完成させようと思うのです・・・.

きれいに咲かせようと思うのです.

 

ですが、この時期はなかなか毎年ドタバタで・・・.

いつか仕上げます.

そしてお披露目します.

待ってて下さい. 

 

 

黄色の花の次は…ピンクの花…ですね.

 

 

 

 

 

 

 

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グレー&ホワイト

 

 

 

 

 

グレーの梨地に白の素材で施す繊細な刺繍のお仕事.

刺繍をしながら「クリスチャン・ディオール」のブティックにある、椅子を思い出しました.

 

クリスチャン・ディオール….

ちょっと、ディオールについて書いてみたくなりました.

彼は、自身のブランド「クリスチャン・ディオール」のデザイナーとして活躍していたのは

たった11年だったのには驚きです.

 

政治の勉強をした彼が、オートクチュールのデザイナーになるとは、両親も思わなかったでしょうね.

1928年、ギャラリーのオーナーとして2年

その後、デザイナーとしていくつかのメゾンで働き

1945年に自身で事業を始めます.

1946年にパリのモンテーニュ通りにブティックをもち、

1947年春夏コレクションで「ニュールック」と呼ばれるラインを発表.

1957年にイタリアで心臓麻痺で亡くなられるまで、

オートクチュール界を代表するデザイナーとして活躍.

 

1946年で事業を始め1957年・・・11年.

 

 

ディオール時代のディオール、大好きです.

 

 

 

 

 

 

 

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春の色…ピンク

 

 

 

 

 

春の足音も近づいたかんじですね….

上の画像の刺繍、ピンクとグレーの組み合わせで

相性がいいですよね.

 

 

これはリュネビル刺繍の技法で、

DMCの糸を使いサテンステッチのように仕上げました.

 

 このテクニックは繊細で綺麗に仕上がるのが特徴.

色を組み合わせてグラデーションにしたり、

凹凸感を出してより立体的に仕上げることも可能です.

 

 

そこへスパンコールなんか入れたりして、

遊んでるのもよしかな….

 

 

 それから…

まだ非公開なのですが、

来月大阪へ行き刺繍のイベントに参加する予定なので、

関西地方のお客様是非足をお運び頂ければ幸いです.

決まり次第“chitchat”にてご報告いたします.

 

 

 

 

 

 

 

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colorbucket のfree space で思い思いの刺繍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週とあるメールが.

お友達のリングピローを作りたいとのことでした.

挙式日は?との問いに、来月とのこと….

まだ時間はあるけど早速制作に取り掛かりました.

昨日、カラーバケットのフリースペースで、

デザインから始めることに.

まずはイメージ、

次にカラー、素材、カタチと手際よく決め….

しかし時間があっという間に過ぎてく….

布とカタチが決まった時、運良くとなりの部屋からミシンの音が!

しめしめと思い、どさくさにまぎれてクッションを縫ってもらうことに.

10分後、クッションの出来上がり!

 

刺繍は全くの素人とご本人からお聞きしておりましたが、

見る限りそうとは思えないほどの手さばきでした.

そして時間は17時くらい.

9割完成です.

後はリングピローのクッション部の口を祭って完成です.

ちょっと小走りで進めましたが、本人が納得のいくものができて良かったです.

【画像:上から①、②】

 

そんなことをしている間に扉を開ける音が…

フリースペースを使って思い思いの刺繍をしている人、

【画像:上から③、④】

ビーズやスパンコール、リボンに金具など、刺繍の素材を選びに訪れる人など.

【画像:上から⑤】

 

皆さん決まっていう言葉…“あーもうこんな時間”

 

 

私だけでしょか?

刺繍をしている時って、時間を忘れるのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

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 “colorbucket”で販売もしているこの糸.

よく質問されます…. 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この糸は何が違うの?と….

大まかに言えばロウ引きされているか、いないかです.

ロウ引きされている糸は、リュネビル刺繍(※1)をするのに最適な糸だと思い

レンミッコのレッスンでは7年前(※2)からずっと使い続けております.

【※1-裏からビーズやスパンコールなどを付ける際に限る】

※2-余談ですが、おかげさまでレッスンを開始してから7年目になります】 

 

では、なぜロウ引きが最適かというと、

それは、糸の“撚り戻り”で生じる“糸割れ(※3)”が原因による引っかかりを防ぐためと、

ビーズやスパンコールの“締め付け(※4)”を目的としております.

※3-糸の撚り(より)が逆方向に回りその撚りが無くなることで、糸が2本、あるいは3本に分かれてしまうこと】

※4-ロウ引きされている糸には張りがあるのが特徴で、チェーンステッチでビーズなどを付ける際に糸が

その形を記憶し素材を締め付けてくれます=木枠から布を外してもビーズなどの素材が遊ばないという事です.

革靴やバッグを縫うときに使われたり、靴紐にも使われています.】

 

素材を上手に使い分けることも、刺繍するうえでは大切なことかもしれません.

リュネビル刺繍でビーズを付けるときはその用途を考え、

レンミッコではこの糸をオススメし、使っていただいてます.

 

(☟下図は金糸バージョン.こちらはロウ引きされていません)

 

 

 

ではマントゥーズ法による刺繍やラインストーンなどの素材を縫い付ける時は何を使うかというと、

それはDMC(※5)の糸です.

【※5-この糸にはロウ引き加工がされていないので、柔らかい表情のある刺繍ができます】

 

 

 

 

この糸は過去にもchitchatで紹介したことがある糸ですが、

素材そのものの糸の素晴らしさを見せる刺繍もよし、

副資材を縫い止めるための糸として使うもよし、

一石二鳥的な用途のある糸です.

 

素材を使い分け、それを伝えるのもレンミッコの仕事と思っています.

レンミッコのレッスンではこれら、素材の“うんちく”もお教えしておりますので、

疑問に感じたら何なりとご質問下さいね.

 

もちろん“colorbucket”でもお教えいたしますので、

その際は、スタッフまでお気軽にお尋ね下さい.

 

 

 

ちなみに一番上の画像の糸は…

フランスの一流ブランド、エルメスの製品を縫うために製造された糸です.

※今は使われているかは…

それから…

中国人と思われるマークがありますが、

これは製造開始された当時、オリエンタル文化が流行していたからだそうです.

デザインに、オリエンタル要素をプラスすると、売れたんだとか.

むかし、中国で作られたとか、中国の方がオーナーだったとか

そういった意味ではなく、ただのデザインだそうです….

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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