2000年「パリ・モードの舞台裏」で、今までの刺繍の概念を覆されるようなオートクチュール刺繍に出会い魅了された柴田士郎・小川明子。
2001年から2004年までパリに滞在。「目と手」を使って、オーセンティックなオートクチュール文化に触れてきた。老舗メゾンの刺繍を手掛けるアトリエで、職人から技を習得。現場の技術、現場の時間、現場の流れを間近に感じてきた。
2004年秋、パリ留学を経て帰国した2人は、「職人としてモードの裏舞台を支えたい」という強い思いを実現すべく、本格的に刺繍を手がけるアトリエ「Lemmikko」を東京で立ち上げる。
「質のある刺繍技術」「刺繍の可能性」を日本に広げたいという気持ちが、Lemmikkoの今日の活動を支えている。
※"Lemmikko"とはフィンランド語でLemmikki(勿忘草/聖人の名前)とMikko(フィンランド人の友達の名前)を掛け合わせて作った造語。
「broder ― c'est s'exprimer creer inover」をコンセプトに、刺繍に関わる活動を展開している。
頭の中で生まれるイメージを自分の持っているテクニックで、型にはまらない自由な発想で表現できるかを追求している。・・・「S'exprimer 自己表現する」
デザイナー、クリエイターがイメージする絵・形をLemmikkoが最大限のテクニックとアイデアで創造し具現化している。 ・・・「Creer 創造する」
古き良き時代の伝統的な刺繍から、現代だからこそ生まれる多岐にとんだオーセンティックな刺繍まで、幅広い表現に挑戦している。・・・「inover 革新する」
ファッションデザイナーのコレクションのアシストはもちろん、インテリアデザイナーへのアシストもチャレンジしている。また、デザイナーやメーカーに刺繍デザインの企画・提案も行う。
Lemmikko(レンミッコ)
brodeur Shiro SHIBATA 柴田士郎
brodeuse Akiko OGAWA 小川明子
SHiBATA
1976生まれ
文化服飾学院アパレルマーチャンダイジング科卒業後アパレルメーカー勤務
2003年パリへ渡り「LESAGE」にて刺繍技術を習得
OGAWA
1979年生まれ
「LESAGE」「Claire Liotta」にて刺繍技術を習得
パリのウェディングドレスデザイナーのもと研修